水草の石や流木への活着方法

アヌビアスナナやミクロソリウム、ボルビティス、ブセファランドラなどの陰性の水草を石や流木に巻きつける方法を紹介します

活着期間

アヌビアス:2、3ヶ月
ミクロソリウム:2、3ヶ月
ボルビティス:2、3ヶ月
ブセファランドラ:1ヶ月

ブセファンドラは根が石や流木にしっかり活着するので、根さえ生えれば1ヶ月以内で活着できると思います

水草の状態にもよりますが、入手して自分の水槽の水に適応してから成長が始まるので1ヶ月以上かかる場合がほとんどです

あっちこっち水槽を移動させると、成長が停滞し、活着が遅くなります
 

活着素材

風山石:pH、硬度を上げる
溶岩石:pH、硬度を上げる
山谷石:pH、硬度を上げる
流木:変化なし

飼育する魚やエビによって素材は変えるべきです

石は少なからず水質を与えると考えたほうが良いです

pH、硬度は一定の数値で安定するので、永遠に上がり続けることはないです
逆にpHの低下を防いでくれます

レッドビーシュリンプなどの飼育には相性が良いかもしれません

 
溶岩石は水質に影響を与えないと言われていますが、硬度を上げる例がチラホラあります

流木はアクなどのフミン酸の影響でpHを下げると言われていましたが、ほとんど変わりません。

流木は数年でボロボロになるものもあるのでギャンブル要素があります​
 

下ごしらえ

ポットに入っている場合はウールを取り除きます

水道水ではなく、バケツに水を汲んで洗いましょう
水道水で洗うと、ブセなどは翌日~数週間で溶ける場合があります

急激な温度差も危険です。水合わせはしっかりやりましょう

こんな感じ
魚やエビと一緒ですね
 

水草の温度合わせ

 

キンキンに冷えた水道水で洗って、次の日ドロドロになっていても知らないです・・・

必要のない葉や根は基本的にカットします
現地採集株などの大切な水草は、草体へのダメージを避けるため根や葉をそのままにする場合があります
 

活着の方法

接着剤

最近水草用の接着剤を使用しての活着も殖えています

自分はグルーやボンドなどの接着剤は使ったことがありません

水草に白く残っているのをよく見かけます
使ったことないでわからないのですが、固まった部分は自然と消えるものなのでしょうか?

接着剤があるなら、活着する水草じゃなくてもいいんじゃ・・・
 

テグス

こちらもよく使われますが、自分は使いこなせていません
 

糸とビニタイ

自分は基本的に木綿糸やビニールタイで活着します。

木綿糸は太めの「太口」もしくは「20番」「#20」などの表記されているものが良いと思います

時間が経つと自然と溶けてなくなります。
たまに柔らかくなった糸をエビが食べています
(おいしいのだろうか?)
 

黒いビニタイと黒い木綿糸が目立たずおすすめです

糸はダイソーの糸がおすすめです
 

黒い糸
 

ホームセンターなどでこんな感じの黒いビニタイを探してみてください
 

黒いビニタイ
 

活着の実際

木綿糸で水草を固定します

画像の水草はアヌビアスナナ・プチです
白いのが木綿糸です
 

アヌビアスナナ・プチを溶岩石に糸で活着
 

さらにビニタイで巻きます
 

アヌビアスナナ・プチを溶岩石にビニタイで活着

 

アヌビアスやミクロソリウム、ボルビティスはなどは活着に2、3ヶ月かかる場合が多く、木綿糸だけだと活着する前に溶けることが多いです

ビニタイがあればそのまま固定し続けることが出来ます

いきなりビニタイで固定してもいいんですが、複数の株があると難しいです
また、木綿糸は水草の形を矯正するのにも有効です
 

まとめ

木綿糸だけで無理矢理活着させることもあります

小さい株や1株だけのブセファランドラならビニタイのほうがいいかもしれません

この2つを使いこなせるようになると楽です
 
 

接着剤使えば一発じゃん!

とか言うのは勘弁してください
 
 

接着剤はどうしても受け入れられない

そんな時代遅れの人間です

 

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