本記事はボルビティスの育成を中心にまとめたものです
大切に育てると大型になり、迫力があります
ショップなどで大きく伸長したボルビティスを見て
おお!カッコいい!
という感想を抱く人も多いんじゃないでしょうか?
育成は簡単ですし、アクアリウムをやっているのであれば、一度はチャレンジしてみてはいかがでしょう?
チャーム様販売ページより引用
近くで見ると、半透明で繊細な葉
遠くから見ると迫力のある姿
繊細さと迫力を併せ持つ水草というのは、他には見られない、唯一無二の種類です
ボルビティスの特徴
産地はカメルーンやギニアなどのアフリカです
ボルビティスの中では、ヒュディロティという種類があり、非常に有名です
同じヒュディロッティでも、完全に同一というわけではなく、ファームや採取場所等によっても、葉の大きさや形状などの細かい差異があります
育成について
水質
弱酸性から弱アルカリ性、幅広く適応しますので特に水質には気を使わなくて良い気がします
弱酸姓の方が調子が良いことが多いので、もしうまく成長しなかったり、いじけてしまうようなら硬度やpHを落としてみるのも良いかもしれません
照明
光は強光でも弱光でも大丈夫です
陰性のシダ植物は強光が苦手な水草も多いのですが、ボルビティスは強い光で育成が可能です
有茎草などと同時に育成でき、レイアウトなどでは活躍してくれると思います
陰性の植物なので、暗い環境、弱い光のほうが育成は簡単ですし、本来の魅力を引き出せると思います
二酸化炭素
CO2の添加はもあってもなくても大丈夫です
もちろん植物ですので、添加したほうが良いとは思いますが、添加しなくても十分立派に育ちます
水温
高水温に弱く、ボルビティスもシダ病になると言われています
シダ植物ですので28℃以下の水温で育成しましょう
もちろん低すぎてもダメで、経験上21℃〜24℃くらいが一番調子が良いようです
肥料
カリウムの添加が有効
活力剤のリキダスの添加が効果的でした
新芽をガンガン出すようになります
増やし方
増やし方は茎をカットして、そこから殖やしていきます
茎はカットしてくれとばかりに外側にのびてくれるのである程度の長さにカットしましょう
注意点
幅広い水質での育成が可能ですが、環境の変化に弱く、水質を一気に急変させると、葉が一部茶色くなることがあります
またろ過の効いていない水槽、立ち上げてまもない水槽でも、同様に茶色く変色します
立ち上げて2週間以内の水槽にはいれないほうがいいですね
先にもあげましたが、高水温にも注意です
種類について
原産国はアフリカの地域になります
主にギニアやカメルーンから採集株が輸入されてきます
種類はヒュディロッティを中心に葉が細いものから、広いものまであります
同じギニア便のワイルド株でも、便によって特徴が違うなんてことは普通です
流通している有名どころだと、アクアフルール社やトロピカル社のヒュディロッティ
小型種のspカメルーンや細葉のギニアナローなどがあります
東南アジアなどのファームものも目にする機会が多いです
水上栽培ができる種類、できない種類などもあります
ボルビティスにはカスピダータという種類も存在します
水中化可能とのことですが、水中化は難易度が高く、長期の水槽育成には向いていません
ボルビティスsp.ベビーリーフというものも水草として販売されていますが、これ水中化できないです
入手方法
東南アジアからのファームもの
アクアフルール社やトロピカ社などのヨーロッパのファームもの
ギニアやカメルーンなどからのワイルド株
国産ファーム、または、愛好家の殖やした株
入手ルートはこんな感じでしょうか?
ワイルド株は年に1、2度くらいしか来ないので、ワイルド株狙いの方は入手機会を逃さないようにしましょう
カメルーンからの便は数年来ない場合もあります
東南アジアや出自が不明な株は農薬の危険性があります
農薬に関してはトロピカ社の株が安全です
その上、クオリティも高いですし
もし、アクアフルールとトロピカで迷ったらアクアフルールがおすすめです
好みにもよりますがアクアフルール社のほうが細葉です
一方、トロピカ社のボルビティスは迫力があります
愛好家のなかにアクアフルールを好む人がかなり多いです
活着の方法
活着の際、丸刈りにするのをよく聞きますが、小さい葉がヒョロヒョロとしか生えてこなくなり、せっかくいい株を手に入れても1からのスタートになってしまいます。
水草のパワーを維持するために大きな葉を数本残すのがいいと思います。
気に入らなかったら、新しい葉が生えた後、既存の葉をトリミングしましょう
コケの処理
酢でのコケ処理は処理はNGでした、茶色くなったり、穴が空いたりして時間をかけて枯れていきます
時間を計ってないですが、短時間なら大丈夫なときもありました
10秒ほどなら大丈夫なような気がしますが、リスクは伴います
大きく育てた葉が枯れるのは悲しいです
糸状のコケはヤマトヌマエビに対処してもらいましょう
入れすぎは注意です
食べる物がなくなるとヤマトはボルビティスの葉を食べだします
いわゆる、食害というやつです
適度な数なら大丈夫なので、観察して、「食べられてる?」「食べられそう・・・」
そう思ったら、匹数の調整をしましょう
黒髭ゴケが生えてしまったら、サイアミーズフライングフィッシュやシルバーフライングフォックスに頼るのがベストです
コケ取りに関してはシルバーフライングフォックスのほうが強力です
もし在庫があるならこちらを購入しても良いかもしれません
水上栽培
ボルビティスは水上葉もめちゃくちゃカッコいいです
アクアフルール社のボルビティスは水上化可能で、トロピカ社のボルビティスは水上化ができないなんて聞いたこともあります
このことから推察するに難易度の高い種類も存在すると思います
オススメのボルビティス
ボルビティス・ヒュディロッティ アクアフルール社
ボルビティス ヒュディロッティ トロピカ社
葉先
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