ブセファランドラのリカバリー(回復)方法【調子悪いと思ったら】

ブセファランドラのリカバリー方法

あれ?ブセファランドラの調子がおかしい
なんか溶けてる・・・
そんな状況は誰でも経験してきたものと思います

そして、実際に落としてしまう
そんな経験も通過儀礼なのではないかと思います

 
何度も落とした自分の経験から言うと

――あれ?おかしいな?
というところでいかに早く気付けるかがポイントです

あ、やらかした・・・
となった場合でもリカバリーの方法を間違えなければ
少し小さくなるかもしれませんが、存続は可能な場合が多いです

どうしていいかわからない
といった人も多いと考え、最適なルートを示し、それをまとめようと思いました
 

 

 

水中葉のリカバリー(回復)について

まず茎の状態を見ます

茎が残っていれば、経験上、問題なくリカバリー可能です
茎が溶けている場合、溶けかけている場合はちょっと勝負に出なきゃいけないかもしれません

 

 

対処法

第一の選択肢

水中で調子を落とした場合、選択肢として
水中のまま回復させるか、水上に上げるかです

ブセファランドラは水上で、なおかつ、湿度の高い場所や水飛沫が飛んでくるような場所が一番得意です
水中で溶けはじめた場合は、水上化すると、溶けがとまったりします

「このまま、どんどん溶けて、消滅する可能性が高い」
と思ったら、なるべく早く水上化しちゃいましょう

2週間ほどして、1㎜ほどの新芽が出てくれば、回復する可能性が濃厚です
 

水中から水上への環境の変化を与えるため、弱っているブセにはリスクがあります
やっぱりダメになってしまう場合もあります

湿度や温度の関係もあり、水温や水質が一定の水中のままのほうがよかったかもしれない
と後悔したことも何度もありました
 

水中でいくと決めた場合は
ブセが一番青々と育っている水槽へ移動させます
もしくは魚やエビが元気な水槽に移動させます
というか、一番自信のある水槽へ移動です

何故水槽移動かというと
水槽内の環境が悪化してしまったら、その環境の改善に最低でも1、2週間はかかります
2週間イマイチな水槽に入れておいたら、おそらくロストするでしょう

一番調子のいい水槽へ移動すれば、ブセの調子は良くなるのは当然で、これで回復したブセも多いです

これでも、ダメな場合は、水上へ上げてワンチャン狙うしかないです

そうなると、最初から水上へ上げてればよかった
となってしまったり・・・

難しい選択です

正直、本人が水上と水中どちらでの栽培が得意かにもよるかもしれません

 

 

水上栽培で調子を落とした場合

季節の変わり目だったりしませんか?
この場合は温度が原因
温度によって湿度も変わるため、湿度変化によってさらにダメージを受けます

温度や湿度の変化にやたら敏感な品種もあるように感じます

弱っているブセは環境の変化に耐えられず、少しずつ弱っていき、気づいたら手遅れ・・・
なんてことも多いです

その他は肥料過多や通気性とかですかね

 

 

弱っているときにやってはいけないこと

続いて弱っているときに絶対NGな行為についてまとめておきます
 

肥料を追加する

栄養を与えれば、元気になるような気がしますが、逆効果です
吸収できずに茎が腐っていくと思います

 

強い光を照射する

「植物には光」
みたいな気がしますが逆効果です
弱ってるときは暗めなほうがいいです

もちろん真っ暗もダメです
日陰くらいで、回復を待つ感じですかね

 

 

ブセが弱る原因

続いて原因についてです
原因を突き止めなければ、何度も繰り返してしまうでしょう
 

温度変化

冷たい水道水で洗ってみてください
水温変化でドロドロに溶けると思います
同様に水換えの際、冷たい水を注ぎこむと次の日葉が消失したりしています
 

光が強すぎる

成長が止まり、少しずつ弱っていきます
 

肥料過多

自分が一番やらかしちゃうのがこれです
足りないものを補うくらいで大丈夫です

肥料がっつりで爆発的な成長を促す場合は、それに耐えうる絶好調の株でお願いします
 

水質悪化

水換えやフィルターの掃除など
水槽内の歯車がひとつでも狂えば、バランスを失ってしまいます
 

ろ過不足

バクテリアは大切です
魚は大丈夫でも、ブセにはアウトなんてこともあります

水上葉でも、土壌菌に注目し、雑菌がわかないようにしましょう
 

止水域

水流はありすぎてもダメですが、水の停滞、淀みというの腐敗を招きます
科学的にいうと、ソイルからなんか悪い物質(名前忘れた)が発生します

 

 

失敗パターンについて(まとめ)

自分の落としやすいパターンは

「水換えやフィルターの掃除のあとの水質変化」
もしくは「水のよどみ」です

こういった失敗パターンを把握しておくのは大事です

アクアリウムは生き物を相手にしているから、複雑なように見えますが、実は失敗するパターンが決まっていて
そこを回避すれば、そうそう調子は落ちないです

とは思うのですが
そんなにうまくいくわけではなく

『やらかしちゃう』
なくてことは上級者でもあるようです

失敗しない
というだけじゃなく、やらかしてから、どうするか
まで、考えておく必要があります

人生と同じですね

 

この記事が参考になるかわかりませんが、後悔しない選択をしてください
そうすれば、もし、ダメだったとしても、あきらめがつくかもしれません

これは人生も一緒ですね
 

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