辿り着いたレッドビーシュリンプのオススメの餌について

シュリンプの餌について

レッドビーシュリンプなどのエビの餌には苦労しました。

あげすぎると水質が悪化し、調子を落とし、給餌しないと、成長が滞り・・・

餌をあげる瞬間というのは、生き物を飼育していて、一番の至福のときです
 

でも、レッドビーシュリンプは一度調子を落とすと二度と調子があがらないことが多い生き物です

餌の与えすぎイコール死と言い換えてもいいかもしれません

 

餌についての感想と現在使用している餌についてまとめました

参考にしていただければ幸いです

 

ペレット状の餌

エビ玉を食べるレッドビーシュリンプ

 
エビ玉に代表されるような固いペレット状の餌です

食べ残しを取り出す必要があります
水を汚さないのが一番の利点です

本当に食べてるのかわからないのであまり与えていませんが
エビを集めるために使用しています

こういった餌に集まらないと調子が悪いと思います
エビの調子を把握するためにも使用できます

また、徐々に崩れてエビ全員に行き渡る餌もありますが、画像のように底床に入る可能性があるので初心者は避けたほうが無難です
 

崩れやすい餌を食べるレッドビーシュリンプ
 
このようにソイルの奥へ入ってしまう

崩れやすい餌を食べるレッドビーシュリンプ

 
所持している餌

あとヤマトがもっていっちゃう
 

餌を持っていくヤマトヌマエビ

 

所持している餌

シラクラ エビ玉 スペシャル
ローキーズ LOWKEYS ebi210!
Ebita Breed 上日の丸弁当
さと美えび シュリンプフード
クリムゾン Q food

 

オススメ

少し否定的な説明をしてしまいましたが、メリットも多いため、ぜひ餌のローテションに加えておいて欲しいです
エビの飼育者にとって一番実績のある

シュリンプ専門の信頼できるショップであるクリムゾンさんの餌
一流ブリーダーのさと美えびさんと錦えびの餌

こちらは比較的新しく作られたもので、オススメです
エビが食べないタブレット状の餌もあるので、食いつきに関して心配する人もいると思いますが、この3つの餌にエビが食いつかない場合、環境はかなり厳しいものだと考えていいと思います

 

 

粒(つぶ)状の餌

キョーリンやテトラなどの研究所を持つメーカーが粒状の餌を出してるので効率は良いのかもしれません

というのは建前で
粒状の餌を必死で抱えて頬張ってるエビを見るのが好きで、なんとも言えない満たされた気持ちになります。
 

ひかりエビを食べるレッドビーシュリンプ

 

所持している餌

キョーリン ひかりエビ 
テトラ ビーシュリンプ
セラ シュリンプ ナチュラル

オススメ

 

 

粉(こな)状の餌

粉ものについては非常に惹きつけられるものがあります
ついつい、水槽に入れたくなるというか…

でも、意外と水を汚します。

商品名は伏せますが
画像の量を30キューブに毎日入れてみたところ

3日で調子が落ちました。

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粉状の餌

 

入れ過ぎ注意です

どのくらい入れればいいかよくわかってません
 

稚エビの餌としても使えますが
稚エビの成長はそんなに早くならなかったです

粉物を毎日与えていた水槽より、全然餌を与えず放置してた水槽のほうが成長が早かった、なんてときもあります

おそらく水槽内の栄養、ソイルや肥料なども関係してくると思います
 
所持している餌

錦えび 濃縮酵素
紅蜂 スーパーバクテリア Bee MAX
アルティメットバクター
LOWKEYS 倍速DOUBLE SPEED
ムックリワーク

 

オススメ

使ったことのある製品の中では錦エビ様の商品が一番良かったです

 

 

フレーク状の餌

あまりメジャーじゃないですが、意外とよく食べます

基本的に水を汚さないように作ってありますが、フィッシュミールなどの動物性の餌がメインなので、入れ過ぎは注意です

最近はひかり菌などの生菌入りのものもあります
「腸内でエサを消化吸収しやすい形に分解」などとパッケージに書いてあり、タンパク質の吸収が苦手そうなシュリンプには良いかもしれません

 
ネオプロスを食べるレッドビーシュリンプ

 
所持している餌

キョーリン ネオプロス
GEX ワイルドフレークプロバイオミニ

 
 

GEXから新しくワイルドフレークという餌が発売されました
ノーマルタイプとミニタイプがあるのですが、『ミニ』のほうが稚エビの育成にめちゃくちゃ使えます
 

オススメ

ネオプロスは10gが160円とリーズナブルです
他の熱帯魚にも使えますし、一度試してみてください

 

 

ほうれん草

一時期茹でたほうれん草を入れる人がたくさんいました。

水槽に入れると浮かんでくるので、楊枝のようなもので、底に固定する必要があります
すぐにレッドビーシュリンプが集まってきて、嗜好性は高いです

水はすごく汚れるので、食べ残しは取り出す必要があります

農薬注意です

スーパーで売っている市販のほうれん草は農薬が付いているので控えてください

アクアリウム用の冷凍のほうれん草がオススメです
育成は簡単なので、種を買い自分で育てるのもオススメです
小松菜などを育てて与えている人もいるようです

 

 

昆布

こちらも人間の食べ物
ほうれん草と違い、何日も入れっぱなしにしていても水を汚さず、栄養を補給できます

実際入れてみましたが、食いつきは、び、微妙・・・

昆布がボロボロになるまで入れていましたが、水質が悪化することはありませんでした。
入れっぱなしにして、ミネラルとやアミノ酸を自動的に補給できるのならばメリットはあるかもしれません。

 

 

冷凍赤虫

魚などに赤虫を与えると、急激に成長したり、太ったりしますが、エビはそれほど成長が早まったりしないのでタンパク質の消化、吸収は苦手かと思います。

最近は赤虫を与えなくなりました。
水質悪化のリスクに見合った効果がないような気がします。

生命力が活性化し繁殖力が向上すると言われています
もし、抱卵が止まっている場合などは与えてみるのも一つの手です

もし冷凍の生き餌を与えるならば、育ったブラインシュリンかイトメがオススメです
食いつきも抜群ですし、赤虫と違い殻がないので、体の全てが高タンパクな栄養です

卵から孵化させたばかりのブラインや冷凍のベビーブラインシュリンプを与える猛者もいましたが、ソイルやフィルターに入り込み水質を悪化させるのでオススメはできません

オススメ

クリーンブラインシュリンプ ミニキューブ
クリーンブラインシュリンプ

 

アマゾニア

ソイルを食べていると気づいたのはソイルと同じ色のフンをしていたからです。
アマゾニアで稚エビの成長が良いと言われるのはソイルを食べているからかもしれませんね

案外、一番良い餌かもしれません

オススメ

ADA アクアソイル アマゾニア
 

 

 

餌の量について

キョーリンのひかりエビをメインに与えていますがだいたい5~10粒くらいです

5匹でも5粒、20匹でも5粒です

餌にありつけない個体もいますが
他のエビの排泄物を分解したものからも栄養を吸収できるので少なめで大丈夫です

もし餌を追加したい場合は少量を何度かに分けて与えてください

餌の量は死に直結するので、慎重に選択してください

 

稚エビの餌について

稚エビは何を食べて育つのか謎です

ソイルについたバクテリアなどの微生物を食べているのかもしれません

稚エビは餌を与えなくても勝手に育つので、逆に何も与えない方が生存率が高いです

エビの原因は餓死が多い、だから稚えび専用の餌や粉もの餌が必要

初心者の頃は、そんな話を鵜呑みにしていました
餌を与えていくのに、どんどん稚エビが減っていく
だから、もっと餌を与えなくては…
と考え全滅させてしまった

という経験もあります

もし稚エビが育たないのであれば、アマゾニアなどの栄養価の多いソイルで水槽を立ち上げ、餌を与えないで育ててみてください

 

 

まとめ

栄養価や原材料を比較すると、テトラ、キョーリン、セラが圧倒的です
しかし、3社とも粒状の餌で、場合によっては使いにくいです
飼育していると粉(つぶ)上の餌やペレット状の餌も必要になってきます

ペレット状の餌はシラクラのエビ玉が使いやすいです
よく食べてくれます
水も汚さないのでオススメです
しかし、メインの主成分が海藻粉末(昆布)ですので、動物性の栄養等物足りない感じがします

粉(こな)状の餌は作り方は簡単です
つぶじゃなくて粉です
固形の餌を潰して、粉状にするだけです
よくテトラのビーシュリンプやキョーリンのネオプロスを粉々にして与えてます
数百匹単位のエビを飼育しているならばこの給餌が楽です

 
シュリンプの餌についてはたくさんの製品があり、選ぶ楽しさがあり、時には迷い、時には後悔して泣き叫んでいました。

今のところこのような結論に達しています。

 

エビの数が少ないとき

ブリーディングをするときに成長を早めるために少数飼育をすることが多いです。

植物性の原料と動物性の原料がバランスよく配合されているため

ひかりエビがオススメです

研究所を持っているメーカーですので、クオリティに関してはトップクラス
個人的にはナンバーワンの餌です
 

 

 

エビの数が多いとき

すべてのエビに行き渡るように与えたいのですが、粉状の餌はソイルの隙間に入り、ペレット状は残り餌を取り出すのが面倒
 

 
意外とネオプロスやワイルドフレークなどのフレーク状の餌がオススメです

形状がふわっとしていてソイルの隙間に入りにくいです。
そのうえ、ひかり菌や乳酸菌などが配合されていて水を汚しにくいです
小さいエビなどには指で細かくしてから与えています

こんな感じ

 
細かく砕いたネオプロス

 
細かく砕いたネオプロスを生後3日目の稚エビが捕食しているのを見たことがあります
 

 

現在は稚エビや親エビもワイルドフレークのミニタイプを中心に与えています
指で砕く必要もないですし、全体にいきわたります。

成分のおかげか稚エビの成長も早いですね

 

 

水を汚さない給餌

「水槽立ち上げてまもなくなど、水を汚したくないけど餌を与えたい」
「餌を与えたら水質が悪化しそう」

など
そんなときは固いペレット状の餌を与え2、30分で取り出します
水はほぼ汚れないと思います

写真はローキーズのebi210!
 

 

エビ玉も何種類かありますが、スペシャルが一番栄養価が高いです

 

 

おわりに

せっかくたくさんの商品があるのですから自分で試してみるべきだと思います

その中で自分の飼育スタイルに合った餌が見つかるといいですね。

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