レッドビーシュリンプの死因について

飼育したことのある人はわかると思いますが
レッドビーシュリンプなどのシュリンプの仲間はあっさり死にます

 
この記事を読んでいる人の中には、シュリンプを死なせてしまい、その原因がわからない人もいるかもしれません

死んだ原因はできれば突き止めたいところです
いや、突き止めなければなりません

まだ生き残っている個体たちのためにも
今後のアクアライフのためにも

 

 

よくある死因

基本的には死因は

  • 水温
  • 餌の与えすぎ
  • 水ができていない

の3つかなと思います

後ほど詳しく説明しますが
この3つが適切であればその他を疑います

 

水温

まず一番初めに疑いましょう
ヒーターが壊れて水温が下がっていることがよくあります
逆に誤作動で水温が上昇していることもあります

エアコンで水温を管理している人も季節の変わり目には気をつけましょう

夏場の水温上昇
夏場の水温上昇が最も死にやすいです
一時的な水温の上昇ならよいのですが、毎日28℃を越える日が続くとポツポツと死んでいきます

水温で直接死ぬというより、水温の変動で環境が悪化し、死ぬ場合が多いです
常に28℃ならなんとか生存可能ですが、日中28℃、夜間25℃など温度差が3℃以上あると厳しいです
徐々に弱っていく可能性があります

初夏や初秋など季節の変わり目も水温に気を使いましょう
特に秋は夏場のダメージが蓄積しているのでここで油断すると大量死につながります

 

対処法

なるべく水温計を水槽に設置しましょう
水温計を毎日見る習慣があると未然に防げます

画像の水温計が一番オススメです

ヒーターはいつかは壊れるものです
毎日作動するものなので、予算が許す限りヒーターは1、2年で交換したいところです

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個人的な感想ですが、エヴァリスが一番信用できるヒーターのメーカーです
大事な個体などの水槽はエヴァリスを使っています
全ての水槽をエヴァリスにしたいところですが、金銭的な関係も考慮し、選別漏れなどのシュリンプ水槽はコスパの良いGEXを使うのがオススメです

GEXのスタンディ160はチャームで購入するとかなり安く済みます

 

餌の与えすぎ

レッドビーシュリンプに餌を与えるのは楽しい行為です
思わず与えすぎてしまうなんてことは日常茶飯事です

でも餌の与えすぎは死に直結するので気をつけましょう
これが怖いのは餌を与えすぎても、その日は元気なのに、その3日後くらいに一気にガクンと調子が落ちます

適切な量はちょっと少ないかなくらいの量です
立ち上げて2、3か月はまだ水質が安定していないので、2、3日に一度くらいでもよいでしょう
 

対処法

もし与えすぎたかなと思ったら、数日餌を抜くなどの対処をしましょう
水換えをすることも検討すべきです

 

水ができていない

水ができていなければレッドビーシュリンプを飼育するのは難しいです
水温や餌の与えすぎが原因じゃない場合は水ができていないことを疑いましょう

特に水槽の立ち上げ初期(3か月以内)に死ぬ場合は水ができてない場合が多いです

基本的な考え方として、ろ過が不十分でアンモニアや亜硝酸が出ていてはダメです
たぶんすぐ死にます

自分も以前は試液でアンモニアや亜硝酸、硝酸塩の濃度を計っていました

しかし、恐ろしいことにアンモニアや亜硝酸が0でも死んでいくことがあります
試液だけを参考にしてはダメです

トータルでバクテリアや水のクオリティをあげていきたいですね
 

対処法

水ができていなくて、死ぬ場合の対処法は水槽移動です。
水ができている水槽に移動しましょう

水槽移動ができない場合はサテライトで別水槽にくっつけるのも手です

別水槽がない場合は水換えを5分の1、もしくは4分の1ほど水換えをしましょう
間違っても水量の半分水換えなどの大量の水換えはやめてください
バクテリアバランスが崩れ逆効果です

少ない水量を3日に一度くらいが一番効果的です

自分はサテライトで一週間ほど他水槽にくっつけるのをよくやっています

エビ水槽ですと逃走しないようにこちらを使っています

 

 

その他の死因

水温、餌、水ができていない状態について説明しました

どうでしょうか?この3つに思い当たることはありましたか?
もし当てはまるようなら改善してみましょう

次にウイルスや異物など少し原因を特定しにくいものについて説明します
もし上記の3つに当てはまっていない場合はこちらが原因かもしれません
 

その他、可能性があるのは

  • フィルターが止まっている
  • 寿命
  • ウイルス
  • 農薬
  • 殺虫剤
  • 肥料
  • 止水域

などです
こちらは自分では調節しにくいですが、気を付ければ未然に防げます

説明していきます
 

寿命

レッドビーシュリンプの寿命は
半年から1年半です

寿命を迎える個体は老化しているのですぐわかります
体形が崩れる、色が薄くなる、もしくは濃くなるなどです
悲しいですが、生き物を飼っているので寿命で死ぬのは仕方ないことです
1年未満でも寿命で死ぬ個体も多いです

 

ウイルス

レッドビーシュリンプがウイルスに罹った場合、ほぼ助からないです
魚などは魚病薬の治療などが有効な場合がありますが、シュリンプは治療法はありません
よくポツポツ病といわれるもののほとんどはウイルスだと言われています

昨夜までツマツマしていて元気だったのに、次の朝見たら5匹ほど死んでいた
そうしてこれが毎日続き、1ヶ月ほどかけて水槽内の全てのエビが全滅
ポツポツ病はこんな感じです

毎日数匹づつ死んでいく場合ウイルスの可能性があります
 

対策

手からの感染
手を洗ってから水槽内に入れましょう
手には目に見えない雑菌がたくさんついています

エビからの持ち込み
エビを新規で入れる場合も注意が必要です
病原菌を持ち込む可能性があります
信頼できるショップなどからエビを入手しましょう

常在菌
水温や水質が不安定だったりすると、常在菌のエロモナス菌などが活発化してきます
よくろ過の効いた水で飼育しましょう
ろ過が効いていれば常在菌の影響はほぼないです

水槽の移動は注意
もしウイルス性のポツポツ病が発生したら他水槽には入れないほうが良いです
他水槽のシュリンプもポツポツ死んでいく可能性があります

 

フィルター

外部フィルターのコンセントが抜けている場合があります
エアレーションを使用するタイプのスポンジフィルターや底面フィルターの場合、エアが止まっている時があります

 

農薬

外国から輸入されてくる水草には農薬がついてくることが多いです
「そういえば水草を入れてから、死に出したな」なんて時は水草に農薬がついていた可能性が高いです

水草をょ購入する場合はショップに確認したほうが良いと思います
無農薬の国産の水草などがオススメです
 

アクアショップの店員さんが「大丈夫」と言っても微量の農薬が混入している場合もあります

長くやっていると
激レアでめちゃくちゃ欲しい水草なんだけど農薬の恐れがある
なんて場合もあります

個人的には農薬のチェックや抜き方などを早めに習得した方が良いと思います

 

殺虫剤

エビや虫は銅をメインに血液ができています
殺虫剤はその銅に作用し、殺していく薬剤です
ですので、エビは死んでしまいます
室内での殺虫剤の使用はやめましょう

バルサンや蚊取り線香もアウトです
 

基本的にゴキブリは物理攻撃でお願いします
もしくはこれがオススメです

 

肥料

アクアリウムをやっている人は水草を育成している人も多いと思います
肥料の入れすぎにも注意が必要です
アクアリウム用であっても、入れすぎると調子を崩します
アンモニア性窒素が入っている肥料もあり注意が必要です

個人的には肥料入れすぎでやらかすことも多かったです
ADAが毎日カリウム添加を推奨していたので、毎日カリウムを入れていたらエビが死にだしたり

鉄分最強肥料のメネデールを入れると、新芽が出やすくなると聞いてたっぷり添加したら、翌日死んでいたり

 

 

止水域

止水域があると死んでしまう可能性があります
止水域程度では死なないと主張している人もいますが、安全のため水の通りをよくした方が良いです
流木などは定期的に持ち上げ掃除したりして、ゴミが溜まらないようにしましょう

レッドビーシュリンプは流れが弱い方が殖えやすいです
止水域の方がレッドビーシュリンプの餌になる微生物が増えやすいためだと思います
自分は流木などを入れ、流れの早い部分と流れの遅い部分を作っています

 

 

まとめ

どうでしょう?
当てはまりそうな死因がありましたか?
原因が特定できて、それを解決できそうなら幸いです

自分は未だにエビを死なせることも多いですが

  • 水ができていない
  • 餌を与えすぎた

などの原因が多いです

気をつけなきゃとは思うのですが、大丈夫かなと立ち上げてすぐにエビを投入したり、餌を与えすぎたりと反省することが多いです
お互いがんばりましょう